
- オーガニックコットンの商品を創造/発信するニューヨークのブランド「スクーン」。和のテイストを取り入れたベビー服などが人気で、世界30ヵ国で販売されています。会社代表の浅井さんに、お話を伺いました。
第1章 子供と仕事。娘が産まれ、見つめ直した人生の歩み方。
これまでにない楽しいブランドを!そんな想いから始まったのが「スクーン」。
「スクーン」は、ニューヨークを拠点に、オーガニックコットンを使ったベビー服や布ナプキンなどを製造販売する会社。これまでにないもの、もっともっと楽しいものを創りたい、という思いから出発したブランドです。
そのころ市場に出回っていたオーガニックコットンのベビー服は、生成り色でプレーンなデザインで…と、お決まりのパターンばかり。いくらオーガニックとはいえ、手に取りたくなるほど可愛いものはありませんでした。「お洒落でかわいい色のオーガニックコットンのベビー服ブランドがあれば…」このひらめきを出発点に、ニューヨークのデザイナーたちと立ち上げたのが「スクーン」です。
ブランドを立ち上げる前は、ニューヨークの会社でフル回転で働いていた毎日でした。海外出張も多く、住み込みのナニーさん(ベビーシッター)に生まれたばかりの子供を託し、夜も遅くまで働いていました。それまでは大企業での昇級昇進が大切なことだったんです。けれどもっと他に、何か自分でできることがあるんじゃないかと思い始めていた頃、スクーンの元になるアイデアが生まれ、それがビジネスプランになるまでにはそう月日もかかりませんでした。方向が決まると後はただ前に進むのみ。最初の2年ほどはブランドの仕事と会社の仕事の両方をしていたので、寝る間はほとんどありませんでした。
ママに、赤ちゃんに、働く人に。
ほんわり幸せな気持ちを届けるブランドでありたい。
スクーンの服は、ニューヨークでデザインされ、エジプトにある工場で作られています。エジプトの工場は、フェアトレードのモデル工場としても評価されていて、働く人のための病院や職業訓練所もあり、男女平等な賃金が支払われています。そこで生まれるエジプト綿は肌に優しく、シルクのように滑らかな肌触り。通常はとても高価なこのエジプト綿を、ミドルマンをカットして直接消費者にお届けすることにより低価格にすることができるんです。
決めてになるデザインは、日本人としての個性を大切にした柄や色、スタイルを主体にしています。例えば、「キモノ」。日本の赤ちゃんの肌着としては当たり前ですが、欧米ではまだ新しいコンセプトだったんです。ところがキモノって、実はとてもプラクティカルにできていて、赤ちゃんの着せ替えには最高にラクなんです。服を広げて、その上に赤ちゃんを乗せて包むだけ。首のすわっていない新生児にもストレスを与えることもありません。
赤ちゃんの足の動きを妨げないデザインの着物は名付けて「ニンジャキモノ」。「ニンジャパンツ」もこの春、発売して好評です。柄も江戸小紋をアレンジしたちょっとシックでクールなものが多いです。
オーガニックコットンというと、「環境に優しい」ということがクローズアップされがちですが、私がもっと大切にしたいのは、ママと赤ちゃんの気持ちです。
楽しくなるデザイン、オーガニックコットンならではの肌への安全性、あと価格の安さも大切。「環境に優しい」だけでは、モノは売れません。スクーンというブランドを通じて、お客さまはもちろん、スクーンで働く人の幸せも大きく育てたいと思っています。もちろん、新しいものに挑戦する時の私自身のワクワク感も。
第2章 自分の人生を、そして子どもと生きる毎日の時間を楽しんで。
好きなこと、興味があることに目標を置けば、夢は必ずかないます。
好きなこと、やりたいことがあれば、まずはやってみること。こうなりたい、という目標があって、楽しみながらそこへ向かって行けば、必ず達成できます。大切なのはそのプロセスをいかに自分らしく楽しむか、だと思います。
妊娠中、そして出産後も同じこと。その時にしか味わえない楽しみがたくさんあります。キラキラしている赤ちゃん時代の成長を見逃してしまうのは、とてももったいない事。子どもは、すぐに大きくなってしまいますから。辛いときや、ちょっとしんどい時も色即是空。見方をちょっと変えることで、世界が変わります。自分の目標を大切にしながら、できるだけゆったりと、幸せな気持ちを大切に。自分の人生も、子どもを持つ事も、思い切り楽しみましょうね。
にんプリ憲章に、賛成します!
私の言いたい事が、全部このにんプリ憲章に書いている気がします。本当の自分、そしてその自分の人生ときちんと向き合って、今しか残せない思い出を残して…。日本にハッピーな妊婦さんが増えてほしいです。がんばれ、にんプリさんたち!
(インタビュー:2011.05.30)





【ベビーショップ店長】
【NPO法人代表理事】
【会社経営者】
【映画監督&脚本家】
【スクーン代表】
【ちんどん屋】
【エッセイ漫画家】
【大学講師】
【舞踏家】
【美容家】
【フリーライター】
【翻訳家】
