vol.11あの人もにんプリフレンズ

NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事 安藤哲也さん

イクメンブームの火付け役。NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事
イクメンブームの火付け役であり、日本各地のセミナーや講演会に引っ張りだこ。日本の若いパパママが、今、最も注目する先輩パパ---ファザーリングジャパン代表の安藤哲也さんにお話を伺いました。

第1章 みんながハッピーになれる社会をめざして

男性が育児!?

ファザーリングジャパン活動中 二人で絵本ライブ 出版業界で営業や宣伝、その後、書店も経営するなどいろいろな職種、職業を経験するなかで14年前、娘が生まれました。 その時初めて「育児」というフィールドに立ち、育児において「父親」という存在がいかに大切か、身をもって感じました。

ただ日本ではまだまだ男女の役割意識が強く、男性が育児をしたいと思っても、 みずから、あるいは奥さんがブレーキをかけてしまっていたり、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんや職場からのプレッシャーがあったり・・・ 結局みんなで足かせをはめているようなところがあったわけです。

これは日本社会の課題だなと。 男女関係なく、仕事の場でも生活の場でも、みんなが能力を発揮してみんながハッピーになれる社会を作っていかなきゃいけないんじゃないか、 そうしないと、結局は、子どもにすべてのしわ寄せが行んくじゃないかと感じていました。

ファザーリング・ジャパンの誕生

ちょうどそんな頃、自分の仕事に対する思いにも変化が出てきて、数字を追いかけるようなことが虚しく感じられ、 何か社会的な仕事がしたいと考えた時に自分の中にあったのは、やはりこの課題でした。 そして立ち上げたのがファザーリングジャパン(FJ)です。

FJでは、「子どもが生まれる前に、パパにもっとちゃんと教育してくれる場があればいいな」という思いが、 日本初の父親学校『ファザーリングスクール』開講につながったり、 「産後のママのことをもっと知っておければ」という思いが産後うつの対応を考える『ペンギンパパプロジェクト』に、 パパももっと育休を!という思いが『さんきゅーパパプロジェクト』につながったり・・・いろんな思いを一つ一つ具現化してきたことが、 今の活動になっています。。

第2章 イクメンを育てるのは、ママ!

産前期に夫婦で話し合い、「わが家のプラン」をたてよう!

娘と生まれたばかりの次男 出産はイベントであり、そのあとに何年も続く育児こそ夫婦の共同プロジェクトです。 ママは、ともすれば育児の段取りをすべて整えて、パパに「ここをこういう風にやっておいて」と指示しがち。 でも、パパに本当のイクメンになってほしければ、それよりもまず、二人で今後どのように自分たちの家族をマネジメントしていきたいのか、 子どもが成長したときは・・・という大きな話をするといいと思います。

パパも巻き込んで一緒に「わが家のプラン」をたてたうえで、 必要があれば「この部分であなたが必要なの」という話をする方がパパは納得します。 そして、動きます!男はいつも、仕事の全体像が見たいものだし、 全体像が見えたうえでの“ミッション”や“プロジェクト”には弱いのです!

子育ては期間限定の社会的ミッション

子どもはあっという間に成長します。「子育ては期間限定、やっておけば良かったとあとで後悔しても取り戻せないよ」ってことを、 セミナーに来るパパたちにいつも言っています。そして、この子育てが、実は社会と大きく関わっているのだという話もします。

例えばパパが育休をとると→ママの産後うつが減る→夫婦関係がよくなる→2人目も産もうかなと思える→少子化傾向に歯止めがかかる。 そう、「パパが育児をすること」は実は、すごく大切な社会的ミッション。パパは、目の前の子どものオムツを替えながら、 「これが日本の社会を変えるんだ」くらいに思ってやっていいわけです。

夫婦で夢を応援し合おう、時には外の風も入れよう!

パパたちに時々「ママの夢を知っていますか?」と聞きます。 ママにはママの夢があり、それを応援してあげることもパパの大切な役割だと思っているからです。 二人でただ毎日をこなして、話題は子どものことばかり、じゃつまんないでしょう?夫婦がお互いの夢を応援し合えるって、楽しいはずです。
それから何かあっても、すべてを家の中だけで解決しようとしないこと、外に目を向けて、いろんな価値観、 いろんなモデル、いろんなスタイルがあることを知ることが大切だと思います。時々、家に外の風を入れましょう。

新刊書を2冊出しました。

パパ1年生とパパの危機管理ハンドブック 1冊は、本格的パパ向け育児書『パパ1年生』。 FJパパたちの実体験を踏まえて、子どもの育て方、ママへの接し方、仕事との両立方法などを丁寧に教えています。
もう1冊は『家族の笑顔を守ろう!パパの危機管理ハンドブック』。 3.11の震災後に会うパパたちに「危機」に対する意識の高まりを感じて一気に書いた本ですが、ここでは災害だけでなく、 ケガや病気など身近なトラブル、雇用や経済的な危機、家族関係の危機など、いつ起こってもおかしくないいろいろな家庭内危機に対する心構えや行動について書いています。 よかったらご一読ください。

*2冊の著書を、抽選で各2名様にプレゼントいたします。
ご応募は、2012.3/18まで。
詳しくは「にんプリ ためして!モニター」

(インタビュー:2012.01.12)

安藤哲也さん プロフィール

NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事。
「パパ’s絵本プロジェクト」メンバー、厚生労働省イクメンプロジェクト推進チーム座長、内閣府・男女共同参画推進連携会議委員、子育て応援とうきょう会議実行委員、にっぽん子育て応援団団長。
1962年・東京都生まれ/3児の父、長女(97生)、長男(00生)、次男(08生)
 
⇒ファザーリング・ジャパン
⇒イクメンプロジェクトサイト



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